『グッバイ、レーニン!』 [映画]
- 出版社/メーカー: ビデオメーカー
- 発売日: 2004/10/16
- メディア: DVD
壁が崩壊してから、11年経ったベルリンの町に、
朝到着し、夜行列車で去るまでの17、8時間ほど滞在したことがある。
ベルリンの町は、あちこち工事をしていた。
ものすごく新しい近未来のような建物を建築中の少し離れた場所に、
ベルリンの壁の一部が残っていた。
落ち着いているのか、希望に満ち溢れているのか、
内に、秘めたものが深すぎて掴みきれない、不思議な印象を受けた。
社会主義体制の東ドイツ。
社会主義に執着する主人公(アレックス)の母親が
倒れて意識不明のうちに、ベルリンの壁が崩壊し、ドイツがひとつに
なろうと、世の中は急激に変わっていた。
奇跡的に目が醒めた母親にはショックは命取りになる。
奇跡的に目が醒めた母親にはショックは命取りになる。
それを聞いたアレックスは、ドイツ統一のことを隠そうとする。
食品の瓶も、ごみ箱から昔のものを拾い詰め替え、服は地味に、
ニュースも、自分で作り上げて母親に見せる。
父親は、昔、西側の女性を追いかけ、そのまま戻らなくなったと
聞いていた主人公と姉。
だけど本当は...
家族を思う、主人公が良い。
分裂による人々の深い傷や、統一による変化への対応。
それが、明るく描かれているのに、ホッとした。
かえって、どんなに苦労があったのか、底辺に流れているものを感じる。
地味だけれど、とても素敵な映画だ。
ニャァ、どうもはじめまして よっすぃといいます
よっすぃも 恵比寿ガーデンシネマで お姉さまと見に行きましたニャ!
by かみちん (2005-03-21 11:57)
> よっすぃさん
はじめまして。nice!&コメントどうもありがとうございます。
わたしはまだ恵比寿ガーデンプレイスの映画館で、1回しか
観たことはないですが、良いところですよね~。
by じぇい (2005-03-22 09:05)